こんにちは。サイエントロジーという団体をご存じですか？
私は、サイエントロジーは、トム・クルーズやジョン・トラボルタが信仰している宗教団体という知識しかありませんでした。
他にも多くの有名人が信仰しているらしいですが、あまりいい評判はきかないし、有名人を広告塔にしたお騒がせ団体というイメージが強いです。
この団体は、宗教というより自己啓発セミナーの要素の方が強いようです。
このドキュメンタリーは、元サイエントロジー信者で女優のリア・レミ二が、2013年に、9歳のときから30年以上に渡り人生を捧げてきた教会に疑念を抱き、脱退を決意し、教会で受けた自分自身の経験や、家族を引き裂かれたりしたほかの元信者の話を聞いて、教会の内部を暴いていくというものです。
元信者による内部告発という片方の意見なので、一方的に教会が悪と判断することはできませんが、このドキュメンタリーを見て、おかしいなと思うところは、家族を引き裂く教会の存在です。
信教の自由は、誰にでも保障されているので、信じることも、教会に疑問を持ち、脱退することも自由だと思いますが、家族の誰かが脱退した場合、教会に残った家族が脱退した家族を罪人として告発して、その後も行動をマークしたりするのです。
教会は、元信者が、教会の内部のことを外の世界で批判することに対してとても警戒しているようです。
洗脳であるか深い信仰かは本人次第ですが、洗脳であった場合、その洗脳が溶けたとき、本人は、自分の人生ばかりではなく、他の人の人生や家族をも壊してきたことに対する罪の意識にも苛まれることになるのです。
私個人としては、このドキュメンタリーは、宗教の問題というより、価値観の違いで家族が崩壊してしまうということが興味深かったです。
ホスト役のリアは、「教会批判で稼いでいる！」という教会の攻撃にも、ひるむことのない、たくましく頭のいい女性です。
ちなみに、リアは、1990年代に大人気だったシットコムドラマに多く出演していたみたいです。
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