おすすめドキュメンタリー:「行き止まりの世界に生まれて」

映画、ドキュメンタリー

 こんにちは。今回は、2018年の「行き止まりの世界に生まれて」を紹介したいと思います。監督は、このドキュメンタリーでデビューしたビン・リューという1989年生まれの中国系アメリカ人です。

 失業率が高く、家庭内暴力率も全米でも高い「全米で最も惨めな町」と言われるイリノイ州ロックフォードで育った3人の若者キアー、ザック、ビンの12年間を追ったドキュメンタリーです。

 3人をつなげるものは、スケートボードでした。また、3人とも虐待家庭で育ったことも共通していました。

 監督のビンが特に2人にカメラを向けたのも、自分と同じ環境で育った2人に自分を重ねたのだとも語っています。

 スケートボードでは練習を積み重ねて、人にできない技を習得できても、人生はなかなかそうはいきません。

 英語の題名「Minding the gap」(ギャップを気にする)には、「格差を気にする」という意味があるようですが、現実の人生でうまくいかないから、スケートボードですごい技ができる自分を誇らしく思ってギャップを埋めていくという意味もあるのかもしれません。

 若者が将来に夢や希望を持てるのなら、早く大人になりたいと願うのかもしれませんが、将来が見えない若者たちは、大人になんかなりたくないと言います。しかし、貧しさから、彼らは大人にならざるをえず、日々の生活に追われていきます。

「あの頃僕らは」的な哀愁がなんとも言えない作品です。
こんな青春があったことがうらやましい。


 

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