2022-08

映画、ドキュメンタリー

おすすめドキュメンタリー:「今、父を殺しましたーある虐待少年の叫び」

こんにちは。今回は、Netflixで配信されているドキュメンタリー「今、父を殺しましたーある虐待少年の叫び」を紹介したいと思います。 虐待という犯罪は、家庭内で行われ、それは特に子供にとっては一生をめちゃくちゃにする行為です。 子供が良い人生を送っていくためにサポートしていくことが親の務めと考えるのが普通ですが、ときには怒りの矛先を子供に向けたり、子供を利用して生きていく親も少なからずいす。 虐待というと暴力と考えがちですが、子供の人生を支配するという方法もあります。 このドキュメンタリーでは、17歳のアンソニー・タンプレットという少年が、父親を殺害するという凶行に及んだことで、この少年の置かれた過酷な人生が明るみになりました。 事件は、2019年6月3日、ルイジアナ州バトン・ルージュで起きました。17歳の少年アンソニーは、父親のバートに3発の銃弾を浴びせ、自ら911コールをしました。 実際の911コールの音声からも聞き取れるように、アンソニーは、激情に駆られ、引き金を引いたというより、自分の身が危険だったためにやむを得なかったという自己防衛のための行動だったと一貫して主張しています。
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おすすめドキュメンタリー:「行き止まりの世界に生まれて」

こんにちは。今回は、2018年の「行き止まりの世界に生まれて」を紹介したいと思います。監督は、このドキュメンタリーでデビューしたビン・リューという1989年生まれの中国系アメリカ人です。 失業率が高く、家庭内暴力率も全米でも高い「全米で最も惨めな町」と言われるイリノイ州ロックフォードで育った3人の若者キアー、ザック、ビンの12年間を追ったドキュメンタリーです。 3人をつなげるものは、スケートボードでした。また、3人とも虐待家庭で育ったことも共通していました。 監督のビンが特に2人にカメラを向けたのも、自分と同じ環境で育った2人に自分を重ねたのだとも語っています。 スケートボードでは練習を積み重ねて、人にできない技を習得できても、人生はなかなかそうはいきません。
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