おすすめ映画:「THE GUILTY/ザ・ギルティ」

映画、ドキュメンタリー

 こんにちは。最近、個人的に北欧ブームがきていて、北欧映画やドラマにはまっています。

 北欧映画やドラマの何がいいかと言うと、「シンプルで疲れない」ということだと思います。

 とうわけで、デンマーク版とハリウッドリメイク版の「THE GUILTY/ザ・ギルティ」を比べてみました。

 「THE GUILTY/ザ・ギルティ」のあらすじは、

 警察官である主人公がある事件をきっかけに、警察の緊急通報指令室で、緊急電話を受ける仕事に回され、ある日かかってきた女性からの緊迫した一本の電話から、驚愕の事実が明るみに出るというものです。

 





デンマーク版

  2018年に公開されたデンマーク映画です。「光のほうへ」のヤコブ・セーダーグレンが、やさぐれた警察官のアスガーを演じています。

 北欧映画独特のシンプルな設定で、どんどん引き込まれていくのですが、途中、あることに気づくのです、「ほとんどアスガーの顔しか映ってないじゃん」と。

 目に映るのは、主人公の顔とその耳につけたヘッドセットとモニターに映し出される通報者の位置情報。

 その以外は、アスガーが通報者に話しかける声とヘッドホンから通報者の声と雨の音が聞こえるだけです。

 これだけで、映画を作ってしまうというアイデアとテクニックに脱帽です。

 色で言うと、灰色のデンマーク版に色を付けたのが、ハリウッド版です。

ハリウッドリメイク版

 

 ハリウッドのリメイク版は、ジェイク・ギレンホールが主人公のジョーを演じています。

 デンマーク版では、主人公の人となりがわかるような小物や会話はあまりないのですが、ハリウッド版では、いろいろなところに散りばめられていますね(ぜんそく吸入器とか、スマホに娘の写真とか。。。)

 緊急通報がかかってきたタイミングは、山火事がロス市街にせまっていて、消防、警察は山火事対応で大わらわというときです。

 デンマーク映画と違うところは、ハリウッド映画がこういうパニック映画的な要素を取り入れて、映画を盛り上げようとしてしまうところでしょうか。


 ラストがデンマーク版とは違っていたので、そこも意見が分かれるところでしょうか。

 

まとめ

 見比べてみると、それぞれの良さがわかりますが、個人的には、シンプルなデンマーク版の方が好きなので、ひいき目になってしまいました。

 デンマーク版が高評価だったので、ハリウッドスターのジェイク・ギレンホールが主演でリメイクが作られたので、北欧映画が特に好きではないのなら、ハリウッド版の方がエンターテイメントとしては楽しめるかもしれないですね。

 ストーリー展開も見ものなので、最初に見た方ですでにネタバレしているので、ストーリー重視の方は、どちらか一方で十分ですね。

 ちなみに、この「The Guilty/ザ・ギルティ」と同じような映画で、2013年の「ザ・コール 緊急通報指令室」(ハル・ベリー主演)という映画があります。

 何者かに拉致されて移動する車のトランクの中から助けを求める少女(アビゲイル・ブレスリン)をロサンゼルス市警の911オペレーター(ハル・ベリー)が救出しようとするという緊迫感のあるストーリーです。



 同じようなストーリーでも、視点を変えるといくつものストーリーが生まれるということだと思います!



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