映画、ドキュメンタリー

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おすすめドラマシリーズ:「ナイトストーカー:シリアルキラー捜査録」

こんにちは。今回は、Netflixのおすすめドキュメンタリーシリーズ「ナイトストーカー:シリアルキラー捜査録」をご紹介したいと思います。 このドキュメンタリーシリーズは、1984年から1985年にかけて、ロサンゼルス近郊を震撼させた凶悪な連続殺人事件を追う二人の警官に焦点をあてたものです のちにマスコミにより「ナイトストーカー」と名付けられた犯人は、老若男女問わず殺人を繰り返していて、捜査員たちはなかなか犯人にたどり着けませんでした。 それは、複数の管轄が存在するロス市警の連携の問題や報道の仕方や犯人逮捕を急ぐあまり、犯人しか知り得ない情報をリークしてしまうというサンフランシスコ市長による会見など担当する捜査員たちの思惑通りにはいかない事態がしばしば起こり捜査を難しくしてしまっていたからです。 犯行は、凄惨なものであり、ときには五芒星(ペンタグラム)と呼ばれる悪魔崇拝を連想させるマークが壁に残されていたことから、悪魔崇拝のうわさが流れ、人々は恐怖でパニックに陥っていました。
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おすすめドラマシリーズ:「ヴァルハラ連続殺人事件」

こんにちは。今回は、Netflixで配信されている「ヴァルハラ連続殺人事件」についてご紹介したいと思います。 あれれ、あまり期待していなかったのに、見始めたら、いつの間にか一気見してしまいましたよ。 殺人事件の内容は、かなりおぞましいのですが、犯人に迫っていく展開も見る者を引き付けて離さないテンポで、よく考えられているし、登場人物の描写にも時間をかけているので人物の人となりや行動の理由などが理解しやすいと思います。 舞台は、アイスランドです。 近年、アイスランドを舞台にした映画やドラマを目にする機会が増えています。 北欧と似ているのですが、北欧という括りにはならないのです。 なぜかと言えば、アイスランドという国が、歴史的にも文化的にもかつて支配下にあったノルウェーとデンマークの影響を強く受けていているためです。 そのため、公用語はアイスランド語ですが、英語とデンマーク語を小学校から習うので、国民の大半がトライリンガルだそうです。 この「ヴァルハラ連続殺人事件」でも、アイスランド出身でノルウェーのオスロの警官であるアルナーが、連続殺人事件の捜査応援としてかつて捜査官として働いた故郷の警察署に呼ばれ、女性捜査官カタと組んで捜査をすることになります。 ドラマのあらすじはというと、 アルナーとカタが捜査を担当することになる事件が、アイスランドの首都レイキャビクで、発生しており、どの事件でも、遺体の目がめった刺しにされていることから、連続殺人として捜査することになります。 あるとき、犯人を追うアルナーとカタの二人は、一枚の古い写真を見つけます。 それは、児童養護施設の「ヴァルハラ」で撮られた施設の職員と入所者である子供たちが映る写真でした。 そこには、殺された者たちが写っており、当時、その施設で職員として働いていたことがわかってきます。 その施設では、1988年に少年失踪事件が起こっており、現在の連続殺人事件との関連が疑われます。 殺人事件の背景にあるおぞましい事実と事件解決のためにその事実に向き合い捜査をするアルナーとカタのそれぞれの苦悩を織り交ぜながら、事件の真相に迫っていきます。 ほとんど北欧ドラマですが、北欧とは違う独特の文化や歴史を持つアイスランドという国の作品として、楽しんでみてはいかがでしょうか。
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おすすめドキュメンタリー:「コンフェッション・キラー:疑惑の自供」

こんにちは。今回は、Netflixのおすすめドキュメンタリーシリーズ「コンフェッション・キラー:疑惑の自供」をご紹介したいと思います。 テッド・バンディと同じくらい有名なシリアルキラーとして知られているヘンリー・リー・ルーカスを題材にしたドキュメンタリーです。 ルーカスは、暴力的で荒れた家庭で生まれ育ったため、犯罪者になるのは不思議ではない生い立ちなのですが、このドキュメンタリーでは、360人以上を殺害した(最終的には600人!)とされていた、ルーカスの自供の多くが嘘であった可能性が高く、未解決の殺人事件を解決して手柄にしたいという捜査を担当したテキサスレキサスレンジャーズの保安官とのゆがんだ関係などが捜査を攪乱させ、関わった弁護士や被害者家族などが人生を狂わせてしまいます。 自分が犯してもいない多くの未解決の事件を自供し、ありえない数の殺人を自供したとして有名になったルーカスは、別名「コンフェッション・キラー」(自供の殺人者)と呼ばれています。
その他

Netflixドキュメンタリーについて

こんにちは。私はNetflixの犯罪系ドキュメンタリーシリーズが好きなのですが、 かつて1995年~1997年にデアゴスティーニ社から刊行されていた「週刊マーダー・ケースブック」をご存知でしょうか? 海外での有名な殺人事件の犯人たちを、事件の詳細な経緯だけでなく、生い立ちや社会背景などまで突っ込んで解説したもので、96号もありました。 当時大学生だった私は、心理学に興味がありました(専攻はしていませんでしたが)。 特に虐待されたり、機能不全家族で育った人間が犯罪を犯してしまうというような犯罪心理学にも興味がありました。 それは、当時アダルトチルドレンやバタードチャイルドというような虐待問題が特にアメリカで話題になっていたこともあり、またプロファイリングといった捜査技法が確立され映画になったりしていたので、そんな時代の風潮も影響していたと思います。 そんなときに、刊行された「週刊マーダー・ケースブック」には、度肝を抜かれました。 週刊というのも驚きですが、内容もなかな詳細で、ウィキペディアなんかもなかった時代なので、パクリや転用もなしの驚きの取材力が結集されていました。 さすがに96号まですべてを網羅することはできませんでしたが、半分くらいは読んだのではないでしょうか。  「ヨークシャーザリッパー:猟奇殺人の真相」 「殺人鬼との対談:テッド・バンディの場合」 「コンフェッションキラー:疑惑の自供」 「サムの息子たち:狂気、その先の闇へ」 「ナイト・ストーカー:シリアルキラーの捜査録」 「殺人者の記憶:デニス・ニルセンが残したテープ」
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おすすめ映画:「THE GUILTY/ザ・ギルティ」

こんにちは。最近、個人的に北欧ブームがきていて、北欧映画やドラマにはまっています。 北欧映画やドラマの何がいいかと言うと、「シンプルで疲れない」ということだと思います。 とうわけで、デンマーク版とハリウッドリメイク版の「THE GUILTY/ザ・ギルティ」を比べてみました あらすじは、 警察官である主人公がある事件をきっかけに、警察の緊急通報指令室で、緊急電話を受ける仕事に回され、ある日かかってきた女性からの緊迫した一本の電話から、驚愕の事実が明るみに出るというものです。
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おすすめドラマシリーズ:「疑わしき殺人者」

こんにちは。今回は、Netflixのドラマシリーズ「疑わしき殺人者」をご紹介したいと思います。 1986年にスウェーデンの首相オロフ・パルメが何者かに暗殺された事件を題材にしています。 英語の題名は、「The Unlikely Murdere」で、「ありそうもない殺人者」ということになります。 この暗殺事件では、逮捕された容疑者はいたものの、のちに無罪となり、その代わりに、このドラマの主人公スティグが「疑わしい」となるのです。 ドラマの中でも、「スティグのパルメ暗殺は立証されていない。だが警察と検察当局は彼を疑っている」という免責事項が出ます。 なぜ、スティグは、「疑わしい」とされたのか?
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おすすめドキュメンタリー:「ガード下の酔いどれ人生」

こんにちは。今回は、2002年にフジテレビの「ザ・ノンフィクション」で放送された「ガード下の酔いどれ人生(追悼編)」をご紹介したいと思います。 オリジナルは、1999年に放送された東京荒川区の築40年の家に暮らす、年老いた母親と息子のドキュメンタリーです。 息子のよしおさんは、最初の放送の時は47歳で、職もなく、母親の年金を頼りに酒浸りの生活をしていましたが、それから3年経った2002年の夏に、冷蔵庫の前で亡くなっているのを、偶然訪ねてきた小林さんという、日頃から親子を気にかけていた男性に発見され、追悼編として制作されたドキュメンタリーです。 ドキュメンタリーで語られる通り、よしおさんは、お世辞にも孝行息子ではありませんでした。 仕事もせず、酒ばかり飲む日々で、仕事を紹介してもらっても長続きしません。 そんな息子を見て、「どうしてこんなになっちゃたんだろうね」と小言ばかりの年老いた母親。 多分、小林さんは、よしおさんが以前働いていた工場の社長さんという関係なのだと思いますが、いつも気にかけ2人を訪ねてきます。 きっと、個人ではどうにもできないほど、困窮していて、問題だらけなのでしょうが、誰からも(小林さん以外)振り向かれることなく、片寄せ合って生きている親子の姿に切なくなってしまうのです。
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おすすめドキュメンタリー:「殺人鬼との対談:テッド・バンディの場合」2019年

こんにちは。今回は、悪名高きシリアルキラーとして知られるテッド・バンディを題材にしたNetflixのドキュメンタリーをご紹介したいと思います。 1970年代のアメリカは、犯罪が多発する荒れた時代でした。 動機のない連続殺人も増加していて、その中でも一番世間を震撼させたのがテッド・バンディでした。 まだ、シリアルキラーという言葉さえなかった時代、誰からも愛される若い女性たちの失踪が続き、遺体となって発見されるという殺人事件が多発していて、後に逮捕されるテッド・バンディは、30人以上の殺害を犯したとされています。 このドキュメンタリーでは、死刑を言い渡され、フロリダ州立刑務所の死刑囚監房にいるテッド・バンディへのインタビューを通して、テッドの犯行を振り返っていきます。 シリアルキラーという言葉の定義。 プロファイリングの確立。
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映画「ザ・ターニング」を理解するために

こんにちは。今回は、「ザ・ターニング」について、前回は、映画の内容がよくわからなかったので、一番印象に残ったマイルズ役のフィン・ウルフハードの話題に話が飛んでしまったので、これはいかんと、手掛かりを求めてNetflixの「ホーンティング・オブ・ブライマナー」を見て、さらに原作を読んでみました。 「ザ・ターニング」も「ホーンティング・オブ・ブライマナー」も原作はヘンリー・ジェームスが1898年に発表した「ネジの回転」です。 「ホーンティング・オブ・ブライマナー」の最後のクレジットのところで使用されている曲が、また最高にいいです! 調べてみると、シェリル・クロウの "I shall believe" という曲だそうです。
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おすすめ映画:北欧のサスペンス映画

こんにちは。今回は、北欧のサスペンス映画をご紹介したいと思います。 ハリウッド映画のような派手さはないのですが、展開の速い北欧のサスペンス映画はなかなか面白いです。 シリーズもののサスペンスドラマもたくさん制作されていますが、今回はNetflixで配信されている映画3本をご紹介したいと思います。 街並みやお家のインテリアも見どころのひとつで、 北欧特有の自然の美しさを背景にしていて、美しいがゆえに厳しい環境の中で人々が作り出すほんわかしたアンティークな雰囲気も魅力です。 「THE WAVE:ザ・ウェイブ」 「赤い光点」 「ザ・トリップ」 「光のほうへ」 「THE GUILTY/ギルティ」
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