家猫に向かない猫もいる!?
野良猫の寿命は約5年くらいと言われています。
猫を保護しようと、猫の生態を追ったり、草むらで猫が捕獲機に入るのをじっと待ったりしたことがある方は、わかると思いますが、野良猫が生きる環境はとても厳しいです。
夏の暑さや冬の寒さも厳しいです。喧嘩でウイルスに感染する確率も高まりますし、交通事故や倉庫などに入り込んでしまって餓死する事故もあります。
よく見かける野良猫がある日突然、姿を消したなんていうときは、交通事故にあって死んでしまったか、ケガをして動けなくなっているか、どこかに閉じ込められてしまっている等が考えられます。
外で暮らす野良猫にとって、危険はそこかしこにあります。だからと言って、野良猫のすべてが人間と家の中で暮らすことが幸せなのでしょうか?
つぶの場合
うちにも、10年以上一緒に暮らしていても、人間に懐かないつぶという猫がいます。
よく人に「抱っこできないの?」なんて驚かれますが、抱っこどころか触れることさえNGなのです。
毎日、ご飯をあげてる私でも、目が合えば逃げていくのです。それでも、私にとっては家族ですけどね。
つぶのように、どうしても人間に懐かない猫もいることは確かです。
触れないことで、厄介なのは、具合が悪くなったり、爪が伸びても簡単に病院に連れていけないことぐらいでしょうか。
「病院行くなら、死んだ方がまし」というくらいの抵抗に合います。
それでも、適切な処置は受けさせたいですし、10歳を超えたので、病院に行く機会も増えてきました。
最近になって、確実にキャリーの中に誘導する方法を思いつきました!
触れない猫をキャリーに誘導する方法
今まで、なぜ思いつかなかったのかと思われるほど、単純です。
きっと、「つぶは絶対に捕まえられない」という思い込みがあったんですよね。
気難しい猫を飼っていると、どうしても無理と思われるような事態に見舞われることがあるのですが、絶対無理という思い込みを捨ててみると簡単にいくかもしれないです。
(今は、掃除用洗剤でも、洗浄力のすぐれた洗剤がたくさんありますが、実はサンポールが良かった!みたいな衝撃かと)
猫を触らずに、キャリーに誘導するという方法はこちらです!
うちには、てんかん持ちの猫がいるので、発作が起きた場合に備えてサークルがあります。
そのサークルの中にキャリーを入れてトラップを作ります。
これだとサークルに追い込んで、入口をすぐに閉めてしまえば、逃げ場がなくなるので、そのままキャリーに入ってしまいます。
キャリーの扉をすばやく閉めてしまえば、そのまま病院行きです。
こんなに簡単だったとは。思い込みってこわいですね。
(サンポールは、風呂場掃除にも使えるんですよ!トイレだけだという思い込み!)
それでも家猫の方が幸せ!?
10年経って、懐かない猫もいるんだということがわかったのですが、保護してそのまま一緒に暮らすという判断をしたことを後悔したことはありません。
野良猫に出会って、家猫になれる要素が少しでもあるなら、家猫にしてあげたいなと思っています。
野良猫を保護して、家猫にしないで野良猫のままにしておいた方がいい場合というのは、人間の側に猫を飼えない事情がある場合はもちろん、懐かない猫をかわいいと思えない場合も飼わない方がいいです。
あとは、人間が懐かない猫でも構わないと思っても、先住猫との相性が悪い場合も、家にはお迎えしない方がいいと思います。
猫にも個性があって、人間は好きだけど、猫がだめな猫もいますし、人間のことは嫌いか信用しないで猫とは仲良くできる猫もいますし、一匹狼的な猫もいますし。
うちには、この3パターンにあてはまる猫がいるので、面白いです。
猫飼いさんたちは、猫の個性を知り抜き、その個性を尊重してあげるっていう方が多いような気がします。
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