こんにちは。今回は、前回書いたビリー・ミリガンのドキュメンタリーで多重人格に興味を持たれた方にぜひ見ていただきたい映画をご紹介します。
「真実の行方」

1996年公開なので、25年も前なのですね!
リチャード・ギアとエドワード・ノートン共演で、ノートンは、本作がデビュー作でありながら、いきなりアカデミー賞の助演男優賞にノミネートされるという快挙を成し遂げました。
作品は、多重人格と聖職者による性犯罪という話題性のあるストーリーです。
あらすじは、
シカゴのカトリック教会の大司教が殺され、容疑者として19歳の青年アーロンが逮捕されます。
日頃、人々に慕われていた大司教が殺された、しかも、その残虐な殺し方で、世間の注目を集めていた事件に、敏腕弁護士のマーティンは目をつけ、無償弁護を買って出ます。
アーロンの取り調べで分かったことは、大司教は貧しいアーロンの世話をしていた父親のような存在だったことと、アーロンが殺害時のことを全く覚えていないこと。
やがて、アーロンは、もう一人の共犯者の存在をほのめかすようになります。
というものです。
結末を知った上で、もう一度見てみたところ、ノートンの演技力はいつ見てもおみごとだということと、ローラ・リニー演じる女性弁護士の有能さ、頭の良さに関心します。
ノートンは、ベビーフェイスなのに、当時から、付き合う女性がサルマ・ハエックやコートニー・ラブなどの、セクシー系で、見た目とのギャップがある俳優でしたので、劇中でのギャップにも、「だまされませんよ!」という心構えができてしまいました。

「アイデンティティー」

2003年公開されました。
とにかく、なんの情報も入れずに見た方がいい映画です。
私は、「田舎の寂れたモーテルに男女11人が立ち往生」という絶対に何かが起こりそうな短いあらすじに魅かれて見ました。
出演者も、豪華なので、まず間違いないかと。
一応、あらすじは、
大雨で身動きが取れなくなった見ず知らずの男女11人が、とある寂れたモーテルに立ち往生していましたが、彼らは何者かに襲われ次々に殺されていきます。
彼らは自分たちの中に凶悪犯殺人犯が混じっていると気付くことになります。
というものです。
この中に犯人がいることは間違いなさそうなのですが、ラストのオチを考え付く人はいないのではないでしょうか?
人間関係も複雑なので、何回か見ないと理解できないかもしれないです。
「エスター」

2009年に公開されました。
当時DVDを購入して何回も見るほどはまった映画です。
あらすじは、
ケイトとジョンの夫婦は、ダニエルとマックスという二人の子供に囲まれて暮らしていますが、数年前に3人目の子供を流産したショックから立ち直れていません。
そこで、エスターという9歳の少女を養子として孤児院から引き取ることにしますが、ロシアから来たというその少女は、子供らしからぬ謎のこだわりや習慣を持っています。
息子のダニエルは、早々にエスターの異常性に気づきますが、妹のマックスは、難聴ゆえ、やさしく手話で話しかけてくれるエスターになつき、なんでも言うことを聞くようになっていきます。
やがて、家族の周辺で奇妙なことが起こり始めます。
エスターの奇妙な行動に気づき疑い始めるケイトですが、ジョンは、妻の言うことをまともに聞こうとしません。
ケイトの独自の捜査により、エスターの驚きの過去と本性が明るみになります。
というものです。
エスター演じる子役(イザベル・ファーマン)のロシア語なまりの英語や手話の演技がお見事です。
この映画を見ると、人間は、加齢により歯がこんなにもくすむものなのかと本気で悩ましくなります。
まとめ
映画で多重人格が描かれるときでも、その裏には、人格障害という障害が隠れています。
他の人格を演じたり、うそをついたり、それ自体が障害なのでしょうが、「真実の行方」でローラ・リニー演じる弁護士が、(普通の人は)「腹の立つことばかりだが、別人各を作り出し殺人を起こさない」と言っています。
殺人にまで至る衝動は、多重人格だけでは説明がつかないのですね。
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