昭和レトロ

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昭和の事件⑤:「巣鴨子供置き去り事件」

早速、昭和の事件その5について書いていきたいと思います。今回ご紹介するのは、2004年に公開された是枝裕和監督の「誰も知らない」です。 この作品で主演の柳楽優弥さんがカンヌ国際映画祭の最優秀男優賞を史上最年少の14歳で獲得したことで大きな話題となりました。 しかも、この映画が1988年に起きた「巣鴨子供置き去り事件」という実際の事件が題材だったことも世間を騒がせました。 映画は、世界中で高い評価を得ることができましたが、実際の事件は、かなり悲惨なものだったので、心を痛めた人も多かったはずです。
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昭和の事件④:「還らぬ息子 泉へ」

こんにちは。久しぶりに昭和の事件シリーズです。 今回、紹介するのは、昭和54年(1979年)に起こった、有名私立高校(早大学院)に通う16歳の少年が、祖母の命を奪い、自らも命を絶つという壮絶な事件についてです。 しかも、この事件で人の目を引くのが、少年が生前に、新聞社宛に書いた遺書や録音テープなどが残されており、犯行が計画的であったこと(後に、遺書は、各新聞社には送られていなかったことなどから、偶発的な犯行であったとの見方もあります)と、少年が学者の祖父や父親、シナリオライターの母親という世に名前が知れた(その分野の人たちにとってはかなり有名)一家の出だったということでした。 この事件の2年前には、開成高校生絞殺事件が起こっており、受験戦争やエリート学生たちの苦悩や家族問題などが連日、マスコミで論じられました。 今回、この事件について少年の母親である朝倉和泉さん(本名は、朝倉千筆さんですが、息子の泉さんの名前である泉を和泉に変えて、ペンネームにしています)が息子の泉さんに宛てた手紙という形式で書いた小説「還らぬ息子 泉へ」(中公文庫 1980年)を元に事件の背景を探っていこうと思います。
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昭和の事件③:「ピアノ騒音殺人事件」

コロナ禍で、家にいる時間が長くなり、家での過ごし方にも工夫が必要な昨今。 家にいる時間が長くなったことで、それまで気にならなかったご近所の騒音などが気になり出し、それが原因で大きな事件に発展してしまうかもしれないという可能性も否定できません。 実際、ご近所の騒音問題から殺人事件に発展してしまったのが、この「ピアノ騒音殺人事件」です。 当時は、ピアノが大流行していたこともあり、「ピアノの騒音」で3人も殺されるという事件は、人々を震撼させましたが、「犯人の気持ちがわかる」という意外な電話が平塚署に多く寄せられました。 ピアノブームの陰で、多くの人がその騒音に耐えて暮らしていたということが明らかとなったのです。 事件を機に、集合住宅の騒音問題が大きく取り上げられるようになり、住宅の設計で、床を厚くしたり、ピアノ自体に弱音装置が取りつけられるようになったりしました。
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昭和の事件②:「深川通り魔殺人事件」

こんにちは。先日、ふと、「あの事件の犯人は、どうしただろう?」ということが思い浮かびました。 あの事件とは、「深川通り魔殺人事件」です。 40年以上前の事件ですが、寿司屋の格好をした警官らに取り押さえられ、ブリーフで、猿ぐつわを嚙まされた姿で連行される異様な逮捕時の写真を目にしたことがある方は多いのではないでしょうか。 今も昔も、「死刑になりたかった」という理由で無差別に人の命を奪う事件がたびたび起こります。 この事件の犯人の動機も、「親兄弟もグルになって自分をいじめて、仕事も見つからず人生に絶望したから」というものでした。 事件は、女性と子供が犠牲となっていることでもわかるように、犯人の男は、元来、とても気弱な男であるにもかかわらず、自分の作り上げた強い男という虚像を追い求めたことで、本当の自分を見失い、人生で、失敗を重ねていきました。 しかし、その失敗は、常に、親兄弟や「黒幕」に操られた世間の人たちが、自分を追い込んだことが原因であると責任転嫁をしていました。 「甘え」があって自分の人生が思い通りにならないとも思えますが、自分には「甘え」を許すような人間が、人に刃を向けるという正反対に思える行動に戦慄を覚えるような事件です。 事件と犯人の人物像についてみていきましょう。
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昭和の事件①:「吉展ちゃん事件」

この事件では、日本初の報道協定が敷かれ、公開捜査で犯人からの脅迫電話を公開するなど、メディアを通じて日本全土の注目を集めました。 その国民的注目度の高さから「戦後最大の誘拐事件」とも呼ばれています また、捜査を担当した「落としの八兵衛」こと平塚八兵衛刑事と犯人の男のやり取りなども注目を集めました。
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