こんにちは。今回は、大好きなスウェーデンの映画「幸せなひとりぼっち」を紹介したいと思います。
主人公のオーヴェは、スウェーデンの小さな街で一人で暮らしています。
半年前に最愛の妻のソーニャをガンで亡くしたオーヴェは、59歳で、偏屈な変わり者とご近所でも職場でも煙たがられていました。
この世でたった一人愛していた妻を亡くし、43年勤めた鉄道会社もクビになってしまい、何もなくなったオーヴェは、ソーニャの元に行こうと、自殺をしようとしますが、お隣にイラン人女性のパルヴァネとその家族が越してきたことにより、この騒々しく人懐っこい家族に振り回されることになるのです。
いやー。久しぶりに心が温かくなるような映画でした(#^.^#)
いかにも北欧らしい映画です。
「ひとりぼっち」は、嫌ではないけれど、なんとなく世間の目が気になるとか思っている独身の人や友達が少なくて、「自分って孤独?」とか思ってしまっている人に見てほしいです。
主人公のオーヴェは、素直な性格のために、見て見ぬふりができないのです。
ルールを無視する人間にも我慢できないけど、困っている人がいたら、助けないわけにもいかない。
そのために、いつも損な役回りを押し付けられて、世間の人たちを「バカども」と言って怒ってばかりいます。
そんなオーヴェを見て、世間の人たちは、偏屈で扱いにくいじいさんと見ているのです。
でも、パルヴァネ一家は、そんな偏屈じいさんを変な目で見ないのです。
人間関係で、「近寄りがたい人」っていうのは、その人がみんなに嫌われているとかではなく、その人自身が人との間に壁を作ってしまっている場合が多いのですよね。
ほんとうに、人と関わりたくないと思っている人もいるでしょうが、そうでない場合は、パルヴァネ一家のように人の懐に入るのがうまい人たちがいたら、信頼関係が築かれるのでしょうね。
映画を見終わったあとは、オーヴェがうらやましかったし、オーヴェのようにまっすぐに生きたいと思いました。
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