おすすめドキュメンタリー:「ガード下の酔いどれ人生」

映画、ドキュメンタリー

 こんにちは。今回は、2002年にフジテレビの「ザ・ノンフィクション」で放送された「ガード下の酔いどれ人生(追悼編)」をご紹介したいと思います。



 オリジナルは、1999年に放送された東京荒川区の築40年の家に暮らす、年老いた母親と息子のドキュメンタリーです。


 息子のよしおさんは、最初の放送の時は47歳で、職もなく、母親の年金を頼りに酒浸りの生活をしていましたが、それから3年経った2002年の夏に、冷蔵庫の前で亡くなっているのを、偶然訪ねてきた小林さんという、日頃から親子を気にかけていた男性に発見され、追悼編として制作されたドキュメンタリーです。



 ドキュメンタリーで語られる通り、よしおさんは、お世辞にも孝行息子ではありませんでした。



 仕事もせず、酒ばかり飲む日々で、仕事を紹介してもらっても長続きしません。



 そんな息子を見て、「どうしてこんなになっちゃたんだろうね」と小言ばかりの年老いた母親。


 多分、小林さんは、よしおさんが以前働いていた工場の社長さんという関係なのだと思いますが、いつも気にかけ2人を訪ねてきます。



 きっと、個人ではどうにもできないほど、困窮していて、問題だらけなのでしょうが、誰からも(小林さん以外)振り向かれることなく、片寄せ合って生きている親子の姿に切なくなってしまうのです。


 

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