海外の動物動画メディア

海外の動物事情

 こんにちは。今回は、世界最大のThe Dodoという動画メディアをご紹介します。前出のHannah Shawさんの動画もThe Dodoでたくさん紹介されていますし、彼女がレスキューして里親さんの元に引き渡された猫たちもたくさんThe Dodoで紹介されています。The Dodoの動画で紹介されたから有名になるのか、ある程度有名だからThe Dodoで紹介されるのか、どちらが先かは、両方の場合があると思います。

The Dodoについて

 The Dodoは、動物の物語を語ることに焦点をあてたアメリカのメディアです。2014年にメディア界では有名なkenneth Lereという方の娘さんであるIzzie Lereさんによって立ち上げられました。Izzieは、コロンビア大学で動物倫理と人間関係に焦点を当てた動物研究の博士号を取得しています。The Dodoが世界的に有名な動物動画メディアになった今でも、創設者であるIzzieがメディアにあまり露出していないのは(情報がほとんどありません)、彼女が起業家ではありたくないという思いからのようです。動物への献身的な愛がメディア会社を通して人々を楽しませ、教育をするために役立つものであってほしいとの思いからのようです。

The Dodoの名称の由来

 The Dodoという名称は、人間に絶滅に追いやられた最初に記録された種であるドードーという鳥にちなんで名づけられたそうです。
 ドードーは、大きな体で鳥なのに空を飛ぶことができず、地上をよたよたと歩いてたそうです。空を飛ぶことができないので、地上に巣を作って、しかも警戒心が薄かったと言われています。そのため、捕食者にとっては都合がいい条件がそろっていて、絶滅に追いやられてしまいました。アメリカ英語では、”dodo”は「滅びてしまった存在」の代名詞となっています。
 ドードーが絶滅に追いやられてしまったことは悲しいですが、ドードーの哀れでまぬけな感じがとても愛おしいですね。ドードーのことをもっと良く知りたくなりました。

The Dodoの動画 

 The Dodoの動画は、動物のおもしろ動画もあれば、悲惨な状態の動物たちがレスキューされ必ずハッピーエンドで終わります。動物のレスキュー動画が好きな私ですが、中には、心が痛むような終わり方をするものもあるので、恐る恐る見るときもあります。でも、The Dodoの動画は、必ずハッピーエンドで終わるので、レスキュー前がどんなに悲惨でも、安心して見られるのです。目を背けてはいけない現実があるのも事実ですが、The Dodoは、動物は幸せになるべきという考えがあるのかもしれません(私の想像です)。

The Dodoの私の厳選動画

ここで紹介するのは、Special Needs(特別な援助を必要とする)の動物たちです。

Pigletの動画。悪質なブリーダーによって、交配が禁止されている(奇形が生まれやすいため)犬同士を交配させたため、耳も聞こえず、目も見えないPigletが生まれてしまいました。肌がピンクで「くまのぷーさん」に出てくるピグレットにちなんで名づけられました。獣医であるメリッサと他の数匹の犬たちと暮らしています。メリッサは、Pigletを題材にアメリカ各地の小学校などをめぐって啓蒙活動をしています。
ピットブルAyitaの動画。Ayitaは、MPSという遺伝子の病気です。糖が代謝できない難病で治療法はありません。平均寿命は2年と言われています。筋肉が衰えてくる病気で、だんだんと歩くこともできなくなっていきます。飼い主さんは、Ayitaの変形してしまった姿すべてを愛していると言い、Ayitaをプリンセスと呼び、世界で一番かわいいと話しかけます。飼い主さんは、たくさんの虐待されたり病気で見捨てられたりしたピットブルをレスキューしています。平均寿命2年と言われている病気のAyitaですが、2年を超えた今(2021年現在)でもインスタで元気な姿を見せてくれています。
Turbo と Tillyの動画。Turboは前の飼い主さんが車のドアに挟んだことで、下半身が動かなくなってしまいました。Turboを引き取ったチェルシーは、献身的にTurboを育てていました。ある日、Kitten Ladyから、Turboのように下半身麻痺の猫がシェルターにいるから、助けてほしいと連絡が入ります。Kitten Ladyは、前出のChloeに似たオレンジ色の猫をどうしても助けたかったので、チェルシーを頼り、チェルシーもTillyを一目で気に入り家族に迎えました。インスタで二匹の様子が見られます。Turbooはおむつをしていますが、Tillyはおむつをしていません。少し前に、Turboの具合が悪くなりましたが、無事乗り越え、今は元気に過ごしているようです。
Francisの動画。Kitten Ladyと親しい獣医のEllenのところで保護されたFrancis。とても小さくて、心配されましたが、今は、すごくBigサイズの猫になりました。すごく小さい猫というだけのストーリーなんですが、The Dodoの動画になるとこんなにも特別な猫になるのです。Ellenは、Francisをすごい猫にしてあげると話しかけます。寝ていると生きているのか心配になり覗いてみると「何よ、寝てるんんだけど」と言って一丁前に迷惑そうに出てくるFrancisが面白いです。里親さんにFrancisを引き渡すときのユーモアには脱帽です。
Scooterの動画。Scooterも下半身麻痺の猫です。飼い主Samの友だちのところで生まれた子猫の一匹がScooterでした。Samは猫が嫌いだったそうですが、Scooterにメロメロになってしまいました。トイレも自力ではできないので、Samが介助します。数年前に具合が悪くなり、「Scooterを失うところだった」と飼い主のSamは言います。Samは、Scooterを救うために、治療費を捻出できましたが、治療費が出せずに命を失う猫の飼い主のために活動をしています。Samは医学部を卒業した医者の卵です。

 まだまだ紹介した動画はたくさんありますが、今回は私のトップ5を紹介します。動画は、数年前のものですが、飼い主さんたちは今でもインスタなどで動物たちの元気な姿をアップしてくれていますので、覗いてみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました