おすすめ北欧ドラマシリーズ:「ポストモーテム」と「オスロの少女」

北欧

 こんにちは。今回は、大好きな北欧のドラマシリーズをご紹介します。

 文化の違いからなのか、知っているようで知らないからなのか、唐突な感じでストーリー展開される北欧ドラマ。

 そのくせ、いつの間にか引き込まれているので、くせになります。

「ポストモーテム:スカーネスでは誰も死なない」

 ドラマの舞台であるノルウェーのスカーネスで、葬儀社を営んでいるハランゲン家は、経営難にあえいでいます。

 理由は、スカーネスでは、「誰も死なない」からです。

 父親から引き継いだ家業をなんとか守ろうとするハランゲン家の長男のオッドですが、葬儀社に運ばれてくる死体は問題のある死体ばかりです

 見て見ぬふりをして、高い棺を売って葬儀をすれば、経営はなんとかなりそうですが、大切な家業を引き継いだ身としては、そういうわけにもいきません。

 副題の「誰も死なない」の謎は、映画を見るとわかるのですが、決してスカーネスという街の人々が長生きであるとか、そういうことではないのですよね。

 オッドの妹リーヴァのお母さんから始まる不審死の謎を追う刑事も出てきますが、ただのサスペンスではありません。

「オスロの少女」

 国際的なテロ組織がからむ人質誘拐事件ですが、関係者の警護が手薄で自由に動き回ってかなり危険な状況では?などつっこみどころは満載ですが、そこは、時代が変われど同じ北欧で作られた作品「疑わしき殺人者」でも、一国の首相が護衛なしで家族と映画に行くということだったので、お国柄もあるのかもとか思いつつ見ていました。

 この作品では、イスラエルやエジプトなど中東の国の問題やイスラム教の組織の問題、さらには中東和平実現のために交わされた1993年のオスロ合意というものもからんでくるのですが、それほど中東問題の知識がなくても、スリリングな展開で楽しめる作品だと思います。

 北欧ドラマらしく、登場人物に関する前置きがなく、ストーリーが展開していくうちに、だんだんと状況がわかってくるという、強引なストーリーの組み立て方で、頭の中が?になる瞬間が多々あります。

 例えば、なぜ、オスロの少女がイスラエルに行って、さらには遊びに行ったエジプトで国際テロ組織に誘拐されたのか?とか、

 なぜ、その少女の母親が、娘がイスラエルに黙って行ってしまったことを人づてに知って、突然、自分もイスラエルに行くことになるのか?などなど。

 かなり唐突なストーリー展開なのですが、見ているうちに、そんな疑問は解消されていきます。

 国や組織や個人の思惑が交差して、なかなか解決の糸口が見つからないハラハラドキドキの展開です。

 北欧の作品を見ていると、言葉が複雑そうな作品がよく見受けられます。

 この作品も、ノルウェー人同士では、ノルウェー語、イスラエル人同士は、イスラエル語、イスラエル人とノルウェー人は英語、と国際色豊かです。

 ※かなりリアルな場面もあるので、鑑賞する際は注意が必要です。



 

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