こんにちは。先日、あらすじを見て面白そうだったので、「ザ・ターニング」を見てみました。
舞台が人里離れた大きなお屋敷で、怪しさ満点です。
主人公が見ていたテレビで、「カート・コバーンの自殺」についてのニュースが流れていたので、時代背景は、1990年代なのでしょうか?
あらすじは、
メイン州のお屋敷で暮らす、孤児である2人の子供の家庭教師を住み込みでやることになったケイトという女性が主人公なのですが、2人の子供マイルズとフローラには秘密があるように思えます。
特に兄のマイルズとは、うまくいきません。
やがて、屋敷のどこかから聞こえてくる不気味な話声や不可解な現象に悩まされて、恐怖で精神的に追い詰められていきます。
というものです。
ヘンリー・ジェイムスの「ねじの回転」という小説が原作になっているそうです。
原作は、心理小説なので、1898年に発表された原作を現代に置き換えることは難しいようで、この映画からは、何が言いたいのかがよくわからなかったです。
Netflixで配信されている2020年の「ザ・ホーンティング・オブ・ブライマナー」もこの「ねじの回転」を原作としているそうなので、チェックして理解を深めたいと思います。
この映画で、注目したのが、ミステリアスな少年マイルズを演じているフィン・ウルフハードです。
どこかで見たことあると思っていたら、Netflixの人気シリーズ「ストレンジャーシングス 未知の世界」の子ではないですか!
「ザ・ターニング」でもミステリアスな美少年っぷりを発揮してますよ!
こういうミステリアスな役がハマる若い俳優さんていますよね。
ということで、今回は、ミステリアスな役がドはまりした俳優とその映画をご紹介したいと思います。
残念ながら、「ザ・ターニング」以外は、Netflixでは今のところ配信されていません。
「少年は残酷な弓を射る」(2011年)のエズラ・ミラー
「少年は残酷な弓を射る」では、母親が望まない妊娠の結果生まれた子供だからなのか、生まれた子供は、母親を拒絶して育ちます。
その子供ケビンを演じるのがエズラです。
母親以外の人には、素直な子供なのに、母親に対しては、反抗的で、母親が嫌悪感を感じるような態度ばかりを取ります。
この鬱屈した母と息子の関係の中、母親への復讐とばかりに、ケビンは、家族が崩壊する大きな事件を起こしてしまうのです。
エズラは、映画の撮影時には18歳くらいだったと思うのですが、15歳の少年を演じています。
黒髪で白いお肌にきれいな口元。
映画の中では、15歳の割に、大人びた表情なのに、子供のような小さなTシャツを着ていて、とてもミステリアスです。
思春期の「何考えてるかわからない」感じで、母親に対していじわるを通り越して残酷な仕打ちを真顔で繰り返します。
プライベートでのエズラもかなりミステリアスで、自身のことを「クィア」だと語っています。
また、公の場に登場するときもかなり個性的で奇抜なメークやファッションをすることでも有名です。
「リトル・ミスサンシャイン」(2006年)のポール・ダノ
「リトルミスサンシャイン」で、ポールは、主人公オリーブの兄であるドウェインを演じています。
ドウェインはテストパイロットになるためにアメリカ空軍士官学校に入るという夢を実現させるまで「沈黙の誓い」を立てているニーチェにかぶれる15歳です。
そのため、家族とも、口を利かず、メモでコミュニケーションをとるという徹底ぶりなのに、ひょんなことから色盲であることが判明し、あっさりパイロットへの道が閉ざされてしまいます。
負け組家族の中、自分は、負け組にはならないと頑張っていたのに、負け組になってしまったと落ち込むドウェインは、妹オリーブだけは負け組にはさせまいと必死で応援するのです。
一つの目標が達せられないからと言って、人生の負け組にはならないと思いますが、ドウェインの家族への反発や自分だけは特別なんだという思春期特有の世界観をみごとに表現しています。
ポール演じるドウェインは、オタクで引きこもりで、決してハンサムではないけれども、母性がくすぐられるような雰囲気をもっているなと思います。
プライベートでは、女優のゾーイ・カザンと交際していて、2018年にはゾーイとの間に女児が生まれています。
まとめ
今回ご紹介した3人は、ミステリアスな役柄がドはまりするような、個性的な風貌であるがゆえに役柄が偏りがちかと思いきや、いろいろな役に挑戦しているので、今後も目が離せません。
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