映画、ドキュメンタリー

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三島由紀夫VS東大全共闘 50年目の真実

現代のゆるい日本に疲れてしまった人は、見るといいかもしれません。 同じ世の中を変えようという目標なのですが、SDGsやらダイバーシティやら個性を認めてみんな仲良くしましょう的な現代の運動に疲れてしまった人の目には、当時の血みどろの思想闘争を闘うインテリたちの姿はとても輝かしく映るのではないでしょうか。 「こんな時代もあったのか」となぜかほっとするのは私だけでしょうか。
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ビリー・ミリガン:24の人格を持つ男(2021年Netflix)

こんにちは。今回は、Netflixで配信された、ビリー・ミリガンのドキュメンタリーシリーズをご紹介したいと思います。 ミリガンが逮捕された1977年当時、多重人格障害という精神疾患はあまり知られていませんでした。 ミリガンの犯行は、ビリーという本人の人格が犯したのではなく、別の人格が犯したという主張でした。 1990年代くらいまで、この多重人格障害という精神疾患は、ミリガンの主張通り一人の人間の中に多数の人格が存在していると信じられていたと思います。 多重人格障害という病気がミリガンの言葉通りだと信じられていた当時は、FBIのプロファイリングによる犯罪心理学がもてはやされていて、大学生だった私も、興味本位でいろいろな本を読んでいました。 当時、強調されていたのは、ミリガンの多重人格障害は、幼少期の壮絶な虐待によるもので、人は耐え難い経験を繰り返ししていると、自分の中に別の人格を作って、生き延びようとするという防衛本能が働く結果だというものでした。 今回、ご紹介するドキュメンタリーは、ミリガンが事件を犯し、マスコミに取り上げられ、多重人格障害という精神疾患が世の中の注目を集めるとともに、世の中を翻弄していく様子を描いたものです。展開の目まぐるしさには、正に一つの人格では手に負えない感じです。  
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映画の感想:毒親編(ネタばれあり)

今回は、毒親をテーマにした映画をご紹介していきたいと思います。 日本映画の「葛城事件」、韓国映画の「幼い依頼人」、アメリカ映画の「ヒルビリーエレジー」をご紹介していきます。
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ガブリエル事件ー奪われた小さな命ーNetflix 2020年

今回は、2020年にNetflixで配信が開始されたドキュメンタリーシリーズ「ガブリエル事件」を紹介します。 昨今、幼児虐待の事件を耳にしますが、虐待殺人までに至る密室での壮絶な暴力行為には目をそむけたくなります。 助けを求めたら助けてくれる人がいるし、その助けを求められた大人たちは助けようとしているのに、その声が適切なところに届かない。 なぜこの事件が起こったのか?社会システムが見逃したからなのか? アメリカのNASAは、家族の定義を、出生に関わる血の繋がりではなく、「自分で選んだ相手」こそが、家族だという定義をしているのです。 
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Netflixのドキュメンタリー映画「猫イジメに断固No!:虐待動画の犯人を追え」2019年12月配信

今回は、ずっと見たかったのですが、怖くてなかなか見ることができなかったNetflixのドキュメンタリー映画「猫イジメに断固No!:虐待動画の犯人を追え」についての感想です。ネットユーザーたちが捕まえようとしていたのは、猫を虐待して殺すだけの人間ではなかったのです。猫を虐待して殺すだけでも十分に危険な人間ですが、もっと危険な人間だったのです。
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